2006年10月31日

Exciteニュース「ランチにフルーツ!? フルーツちらし寿司」

 地味に人気が出てきているメニュー「フルーツちらし寿司」
 このメニューに対する評価は賛否両論です。僕自身が、これは難しいメニューだということは感じています。イメージが出来にくいですからね。予想を超える何らかの対象に対して、人は今まで培ってきた概念で推し量ろうとします。良い悪いは別にして、自然な行為だと思います。

 フルーツキーマカレーにしてもそうなんですが、僕は万人ウケする商品を提供するつもりはありませんでした。記憶に残る商品の提供の必要性を感じていました。当然「美味しい」ということは最低限のハードルですが、美味しいだけではない「何か」が必要だったんです。オープンしてたかだか4ヶ月のひよっ子カフェの苦肉の策ですね。

 先週ポータルサイト「Excite」から取材を受けました。フルーツキーマカレーの取材かな?と思っていたら、フルーツちらし寿司でした。(小さくガッツポーズ)

 フルーツキーマカレーも可愛い商品ですが、フルーツちらし寿司は僕にとってはもっと可愛い商品です。ですが、あまりのカレーの人気に影を潜めていただけに素直に嬉しい。

 現在は、フルーツちらし寿司にレモンを絞ってその香りを楽しんでもらっていますが、年が明ければ伊予柑やデコポンの香りを楽しんでもらおうと考えています。これからも宜しくお願いいたします。

Exciteニュース「ランチにフルーツ!? フルーツちらし寿司」
posted by ヨネ at 18:30| Comment(4) | TrackBack(2) | information

2006年10月30日

毎日放送「ちちんぷいぷい」

 当店の看板商品「フルーツキーマカレー」ですが、誕生の切っ掛けは市場で仕事をしていた頃に可愛がって頂いた仲卸の専務からのアドバイスでした。当時、僕は店のフードメニューに「フルーツちらし寿司」のアイデアはありましたが、カレーのアイデアはありませんでした。

「ワシ、フルーツでカレーを作ろうと思ってんねんけど」

 専務のこの切り出しは、僕の脳天を直撃しました。失神しそうな衝撃でした。「それ、めっちゃ面白いですね」フルーツカレーの専務のアイデアの出所は、鶴橋キムチからでした。「あの甘くて辛いキムチが、ワシ好きでなー」話は盛り上がり、専務と材料に出来そうなフルーツを思案してみました。パイナップルは余裕で当確。バナナに林檎も続いて当確。面白すぎて頭の中がメリーゴーランドのようにグルグルと回りました。専務に別れを告げて帰ろうとすると「真似したらアカンで」と釘を刺されましたが、「フルーツキーマカレー」として誕生する運びとなりました。専務、ありがとうございます。

 ところで、当店のフルーツキーマカレーを、毎日放送の「ちちんぷいぷい」で紹介して頂く運びとなりました。木曜日に「キッチンぷいぷいカレー曜日」というコーナーがありまして、スタジオでこのフルーツキーマカレーを実際に作ることになります。

「え、教えてもいいの?」

という一部の声もありましたが、僕は全然かまいません。以前「くだもんやYUKKOって」という記事でも書きましたが、僕は多くの方にフルーツの魅力を感じて欲しい。独り占めするつもりは全然ありません。YUKKOのカレーを、家庭でも作っていただけるのなら、更なるフルーツの消費拡大につながると考えています。

 余談ですが、いまのままでは果実の産地の弱体化は避けようがないと、僕は考えています。日本は世界に誇るフルーツ大国です。素晴らしい文化です。護ることの必要性を感じています。僕に出来ることは「フルーツって美味しいね」と言って頂けるように仕事をすることだと考えています。「くだもんやYUKKO」って、実はそんな店なんです。これからも宜しくお願いいたします。

  毎日放送「ちちんぷいぷい」
  11月2日(木) 15:00位から 放送予定
posted by ヨネ at 17:54| Comment(4) | TrackBack(0) | information

2006年10月28日

柿が赤くなると、医者が青くなる

 天高く馬肥ゆる。

 爽やかに晴れわたる透き通った秋の空を見ていると、奈良県西吉野を思い出しました。僕がまだ市場でセリ人をしていた頃、休みになれば西吉野へと車を飛ばし農家の方々を一軒一軒挨拶に回っていました。市場での仕事というのは商品が無ければ相場のつけようがありません。セリ人の仕事は産地の皆様との信頼関係こそが財産で、休みを返上してでもその構築に走り回っていました。

 ところで、西吉野ってところは秘境ですね。山の斜面や崖の上、どうやって家を建てたの?と疑いたくなるようなところに農家があったりします。車道もぎりぎりの広さで、一度、自動車のタイヤが脱輪してしまい往生したこともありました。

 この季節の西吉野は、国道からは見えませんが、ひとたび山道に入ると黄色い鈴生りの柿の木が山の斜面に絨毯を敷き詰めるように栽培されています。園地を歩かせていただくとよく肥えた黒い土がとても柔らかく、歩くのが気持ちいい。この土から美味しい柿が出来るんだなーと感じてみたり。

 昔から「柿が赤くなると、医者が青くなる」なんて言いますが、柿には解毒作用があります。例えば、飲みすぎた次の朝、頭が痛かったり吐き気をもよおしたりしますが、これは肝臓でアルコールを分解するときに生じるアセトアルデヒドが原因です。柿にはシブオールというタンニンが含まれておりますが、この成分がアセトアルデヒドと結合し対外へと排出してくれます。また、同時に水を飲むと、柿に含まれるカリウムの作用により利尿効果が促進されさらに効果的に毒素を排出することが出来ます。

 日本を代表する果実「柿」
 その魅力を、もっともっと知って欲しいなー。
posted by ヨネ at 18:33| Comment(6) | TrackBack(0) | フルーツ

2006年10月25日

はんぶんこ

 最近、2歳4ヶ月になる息子の為にみかんを1ケース買いました。息子はみかんが大好きで、自分で皮を剥いて食べます。一日に一人で10個くらい食べたりしますから、一週間で箱の底が見え初めています。みかんはビタミンCが豊富ですし、抵抗力が増しますから風邪の対策になだろうと目を細くして息子の食べる様子を見ています。

 ところで、そんな息子と二人でみかんを食べていると、いきなり息子が
「はんぶんこ」
と言って、僕にみかんを半分だけくれました。嬉しい。でも、どうして?

 嫁さんに聞くと、ベネッセが発行する幼児向けの教材のキャラクターに「しまじろう」がいますが、教材の中でしまじろうが「はんぶんこ」と言いながら友達の動物さんと食べ物を分け合っている内容があるそうなんです。なるほど。

 当店では、現在2種類のみかんを販売しています。和歌山の有田みかんと愛媛の中島みかん(中島みかんについては、厳密にいうと中島という名前は商品名として存在はしていませんが、瀬戸内の中島選果場から出荷されたということで使わせてもらっています)です。

 お酒の楽しみ方に「利き酒」がありますが、僕は「利きくだもん」があっても良いと考えています。それぞれの味の違いを楽しんでもらえたら嬉しいです。販売は1個からですので、お気軽にお買い求めください。
posted by ヨネ at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月24日

「桃子」の場合 シーン6(最終話)

 むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山へしば刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。お婆さんが川で洗濯をしていると河上から大きな桃が、ドンブラコ、ドンブラコと流れてきました。お婆さんは、その桃を家に持って帰りお爺さんと一緒に食べました。するとどうでしょう、お爺さんとお婆さんはみるみるうちに若返ってしまいました。驚いたお爺さんとお婆さんでしたが、共に喜びその夜は仲良く布団に潜り込みました。一年後、二人の間に元気な男の子が生まれました。名前を太郎と名づけました。
                    (桃太郎異聞)



「太郎、どうして生きているの?」

 自然な質問が桃子の口からこぼれた。太郎は桃子の質問には答える様子もなく、自分の胸に刺さったナイフを自分で強引に引き抜いた。桃子は血が噴出す様を想像し目を覆ったが、血は少しばかり零れただけで止まってしまった。パックリと開いた傷口をまるで粘土細工をするように太郎が弄っていると傷口がしだいにふさがっていった。

「どういうこと?」

 驚きはしたがだんだんと落ち着きを取り戻してきた桃子は、再び問いかけてみた。

「僕を殺してくれれば良かったのに」
「・・・・・・」
「見ての通り、僕は死なない、死ねないんだ。どのくらい生きてきたかな・・・・・・。700年は生きてきたんじゃないかな?」
「700年?」
「もう永いなんてもんじゃない。何度も何度も同じことの繰り返し。死んだと思っても、眠りから覚めるように生き返ってしまう。いっその事、気が狂ったらどんなに楽だろうと思うけどね」
「貴方は、人間なの?」
「んー、一応、人間なんじゃないかな。ただね、僕は罪人なんだ。無間地獄に落ちた罪人」
「地獄?」
「そう、天国にある桃の実を食べてしまったんだ。その桃はね蟠桃といって、何千年かに一度実をつける不思議な桃で食べると不老不死になるんだ。今から思えばそんな桃食べなきゃよかったんだけど、悟空のやつにそそのかされてね」
「悟空って、あのお猿さん?」
「そうさ、あの猿。ああ見えて、三千年は生きているんじゃないかな。とにかく悪知恵の働く忌々しい猿さ。まぁ、そんなことはどうでもいい。ようこそ、桃子さん。逢いたかった」
「ようこそって、どういうこと?」
「僕はね、寂しかったんだ、とても。こんなことになって初めて考えたよ、生きる喜びってやつを。どんなに美味しいものを食べてもどんなに楽しい思いをしても、それを誰かと共有しないことには、とてもね、虚しい。来る日も来る日も、そんなことを考えた。来る日も来る日も、僕の思いを分かってくれる人を探したよ。でもね、人間ってすぐ死ぬんだ、儚いくらいに。幸せってやつは、ほんと流れ星みたいなもんさ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「で、どういうこと?」
「食べただろ、桃を」

 桃子はすぐさましゃがむと、口の中に指を突っ込んでゲーゲーと吐いた。涙目になりながら、胃の中のものを全て吐いた。そんな桃子を見下ろしながら、太郎は続けるように話しはじめた。

「罪が必要だったんだ。貴女は、奈緒美さんを刺した。この僕も刺した。これで永遠の命を授かる資質を得たんだ。不老不死といったところで桃を食べただけでは完成しない。永遠の命にはね、罪が必要なんだ。罰だからね。貴女は僕の仲間だ。こちらに、おいで」

 返り血を全身に浴び自らの嘔吐物にも汚れてしまった桃子はキッと太郎を睨むと、開き直ったようにゆっくりと立ち上がり傍にあるテーブルに歩いていった。太郎に背を向けたままテーブルの上のバッグからハンカチを一枚取り出し自分の口を丁寧に拭った。汚れをふき取ると、次に赤いルージュを取り出して唇を赤く染めた。桃子は小さく深呼吸をして、ゆっくりと太郎に振り返った。

「700年生きたかどうか知らないけど・・・、あんたって子供ね」
「・・・・・・?」
「寂しい?笑わせるんじゃないわよ」

 桃子は床に落ちているナイフを拾い、太郎のそばに近づいた。

「綺麗な目ね。深すぎて吸い込まれそう」

 桃子は、太郎の小さな顎を右手でつまむと顔を上に向かせその唇にキスをした。太郎は怪訝そうに目を歪め桃子の仕草を観察した。そんな太郎を見下ろしながら桃子はゆっくりと口を離した。

「本当にあんたって子供、キスのしかたも知らないの?」

 桃子は微笑みながら、持っていたナイフを太郎の胸に当てた。

「ねぇ、このまま刺してしまってもあんたは死なないって本当?」
「・・・・・・」
「声を出しちゃ駄目よ」

 桃子は、躊躇なくナイフを沈めた。太郎の瞳が歪んだ。太郎が何か言おうとしたが、桃子はナイフを引き抜き再び深々と刺した。太郎は、膝から崩れるように倒れた。桃子は大急ぎでベッドからシーツを抜き取ると、縦に引き裂いて紐状のものを作り太郎の手足を縛ってしまった。

「どう・・・、するつ・もり?」

 完全に回復していない太郎は、途切れ途切れに呟いた。

「あんたの、望みどおり殺してあげる。待ってなさい」

 桃子はホテルに備え付けのライターで新聞紙を燃やし、その火でカーテンを焼いた。その炎はみるみるうちに大きく育ち、柱や天井を焼き始めた。そんな炎を背にしながら、桃子は太郎を見下ろした。

「不老不死って言われても、まだあんまり実感がないんだけど、私の中から恐怖心が消えたのは確かね。とりあえず、今日のことは全て無かったことにしておくから。太郎、この炎の中でまだ生きているようだったら、私に逢いに来て。楽しみに待っているから。奈緒美には悪いけど、この火事の犠牲者ね」
「悪魔だな」
「違うわよ、あんたが子供なの」

 桃子は炎の中、服を着替えていた。お気に入りの一着を引っ張り出して、鏡の前に立ってみた。微かに鼻歌も零れた。炎に照らしだされる桃子は生き生きとして美しかった。目尻の皺もいつしか消えていた。
posted by ヨネ at 21:13| Comment(8) | TrackBack(0) | フルーツな子

2006年10月18日

フルーツの価格が決まるということ

 中央市場でセリ人を務めさせて頂いていた頃、林檎の販売に携わっていました。誰がこれだけの林檎を食べているんだろうと不思議になるくらい、毎日毎日たくさんの林檎が市場に運び込まれ値段を付けられ配送されていきました。

 ところで、林檎の種類って幾つ位あると思いますか?関西圏でよく見る代表的な林檎の品種をあげてみると、

  富士
  ジョナゴールド
  王林
  陸奥
  紅玉
  つがる
  千秋
  黄王
  金星
  シナノスイート
  シナノゴールド
  
と、いったところでしょうか。これで、11種類。ところで、林檎の品種って全部で何種類あると思いますか?

 たぶん・・・、100種類は下りません。産地には様々な林檎がありますが、そうした個性ある林檎たちは関西圏にはなかなか出荷されません。何故でしょう。

 日持ちしないから・・・、違います。
 人気がないから・・・、違います。
 面倒くさいから・・・、んん、それもあるかな?
 関西圏が嫌いだから・・・、それは違います。

 実は、様々な品種の林檎を持ち込んでも相場が立たないということが一番大きな問題です。セリというシステムは、需要と供給のバランスを目に見える形で表現しているものです。

 仮に、1ケース5000円の相場が付いた林檎があったとしましょう。この林檎の明日の相場は、今日評価された5000円を基準に変動します。林檎の入荷量が増えれば自然と下がっていくし、台風のように突発的な天変地異で収穫が減少することになれば上がっていきます。セリとは基本的にそうしたもので、そこに新しい品種をいきなり持ってきてもなかなか相場が立ちにくい。まだ基準が出来ていないからです。

 でも、商品的に価値のある果実って色々とあるものでして、最近店内で販売している長野産の「秋映」という林檎は非常に美味しい。糖度が15度以上という高糖度もさることながら全体的な食味のバランスが凄く良い。見た目は赤黒くてちょっと変わった林檎なんですが、今の時期では一押しです。もうすぐ販売は終了しますけど・・・。

 どんなに素晴らしい果実でも、消費者から求められなければ相場は立ちません。良いものは良いものとして評価したいというのが僕なりの思いです。そのためにも、フルーツに関する情報の発信をこれからも続けていきたい。「くだもんやYUKKO」とは、そうしたフルーツに特化したカフェです。
posted by ヨネ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 果物のお話

2006年10月17日

美味しさって?

 最近、イベントの告知やTVや雑誌の紹介記事など「くだもんやYUKKO」らしい記事の更新があまりありませんでした。今日は、フルーツについて僕なりの所感を少し書いてみたいと思います。

 近年、果実に対する産地の取り組みのひとつに高糖度化があります。より糖度の高いフルーツを求めて交配を重ね新しい品種を求めたり、栽培方法を改良したりと努力を続けております。高糖度の品種として代表的なフルーツには柑橘の「デコポン」梨の「あきづき」などがありますし、栽培方法としては柑橘のマルチ栽培なんか有名です。

 ただ、どれだけ高糖度なフルーツを栽培しても安定してお客様に食べていただく為には規格された何らかの基準が必要になってきます。そこで目安になってくるのが「糖度」という尺度です。糖度というのは、その果実にどれだけの糖分が含まれているのかを光の屈折を利用して計測しています。

 一般的に美味しいとされている基準は、林檎であれば糖度13度以上。この基準を下回るようでは、栄養補給は出来ても満足は出来ません。ただの口の運動です。やっぱり美味しいものが食べたいですから。

 ただ「美味しい」ということを厳密に突き詰めると、糖度だけでは測れません。糖度計では、高糖度なのに何か物足りないと感じる果実もよくあります。「美味しい」という要素には、甘味・酸味・雑味・熟度・食感など様々な要素がバランス良くまとまることで「美味しい」と感じるみたいです。果実にもよりますが個人的には酸味を凄く重要視しています。酸っぱすぎるのも問題ですが、酸味のないフルーツってコクが無い気がします。どこか物足りない。

 「くだもんやYUKKO」は、これからも美味しいフルーツの探求に尽力していきたいと思います。
posted by ヨネ at 14:48| Comment(3) | TrackBack(0) | 果物のお話

2006年10月13日

「A4」ライブ

A4-live.JPG

 新婚旅行でハワイに行ったお土産として、友達からウクレレを頂いたことがありました。もらった時は嬉しくて「ウクレレ教本」とにらめっこをしながらポロンポロンと練習していた時期もあったんですが、今では押入れ深くに眠っております。陽の目を見る日はあるのでしょうか?可哀想なウクレレ君。

 世の中には、不幸なウクレレ君がいれば幸せなウクレレ君もいるものでして、今度の「くだもんやYUKKOライブ」で担ぎ出されるウクレレ君は世界一幸せなウクレレでしょう。だいたい主人からして違います。頭の禿げた無精者の主人とは違い、茶目っ気たっぷりの女の子が主人。しかも、DUO。ライブに担ぎ出されてウクレレ本来の持ち味も十分に発揮されるんですから、言うことなし。僕がウクレレになりたいくらいです。

 今度のライブに出演していただけるお二人のコンビ名は、「A4」といいます。「エーヨン」じゃありませんよ、「A4」と書いて「アーヨン」と読みます。かなり珍しいウクレレDUOの「A4」のライブ日程は、

  10月21日(土)14:00〜
            16:00〜

の、2ステージ。僕もとっても楽しみにしています。ライブ終了後、僕のウクレレ熱が、再び燃え上がったりして・・・。
posted by ヨネ at 18:56| Comment(8) | TrackBack(0) | information

「フルーツちらし寿司」曜日

「あのー、フルーツちらし寿司って、何が入っているんですか?」

 このように、お客様によく質問されます。時には、さらに突っ込んだ質問もあり、

「フルーツちらし寿司に、魚は入っているんですか?」

と、言われることもしばしば。ちらし寿司って、固定されたイメージが強固なのでお客様も心配みたいです。フルーツキーマカレーにしても「どんなカレーですか?」とよく質問されましたが、イメージのギャップの大きさについてはフルーツちらし寿司はその比ではないみたいです。

 イメージって大切ですよね。レストランで外食するにしても、ブティックで洋服を買うにしても、お客様がお金を払うときは商品に対するイメージとその価格が見合っていないと不安です。しかし、フルーツちらし寿司にいたっては初めからイメージが出来ていませんから、注文をするにしてもお金を捨てるような覚悟が必要なのかもしれません。

 ここで少しイメージのギャップを埋めてみたいと思います。フルーツちらし寿司とは、

「ご飯 in サラダ」

・・・・・・。スミマセン、よけいにギャップが広がったかもしれません。

 ご飯にフルーツをのせただけなら「フルーツ丼」・・・。これでは、僕でも食べれません。酢飯だからこそフルーツと仲良く交じり合います。なぜかと言いますと、フルーツも酸味のものだからです。あっさりとサラダ感覚で食べていただけます。なお、当店の「フルーツちらし寿司」はセット商品となっておりますので、サラダ・おすまし・アボカドの刺身・デザートが一緒に付いています。かなりお得感があります。

 しかし、今月より金曜日のみのメニューになりました。色々と諸事情があるのですが「フルーツちらし寿司」をこれからも宜しくお願いいたします。今後は季節に合わせて、年が明ければ伊予柑の香りを、高級志向ではデコポンの香りをブレンドして提供しようかと考えています。

では。
posted by ヨネ at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | メニュー

2006年10月12日

「桃子」の場合 その5

「奈緒美さん、死んだんだね。僕も殺すの」

 下から見上げるように太郎は桃子の瞳を直視した。太郎の目は青く透き通っていた。その瞳に吸い込まれて、どこまでも落ちていきそうな深い闇を感じた。桃子は思春期の頃の少女に戻ってしまったような頼りなさを自分に感じた。

(なんでこんなことになったの?)
(私はケイ君と付き合ってなんかいない)
(奈緒美から恨まれるようなこともしていない)
(その私がどうして・・・・・・)

「奈緒美さん、死んだんだね。僕も殺すの」

(どうして、私が貴方を殺すの?)
(もしかして、太郎、貴方に出会ったからこんなことになったんじゃないの?)
(どうして私の前に、貴方は現われたの?)
(貴方が桃なんかを奈緒美に渡すから、こんなことになったのよ)
(そうよ)
(きっと・・・)
(・・・・・・)

 ドロドロとした罪悪感が、とぐろを巻く蛇のように桃子の心を締め付けた。心臓がドカドカと胸を打ち付けるのを感じた。
(何かの間違いじゃないの?)
そんな言葉が、何度も何度も桃子の心で木霊した。この場から逃れたい、逃れたい、逃れたい。ふと、顔を上げると、太郎が微笑んでいた。

「ヒッ!」

 桃子は、鳥肌が立つような驚きを感じた。得体の知れない不気味さを、太郎に感じた。見開いた瞳を歪めつつ、桃子は問いかけた。

「ど、どうして、笑っているの?」

 太郎は、桃子を見上げたまま、更に微笑んだ。

「だ、だ、黙ってないで、何とか言いなさいよ。奈緒美が死んだことが、そ、そんなに可笑しいの?」
「・・・・・・」
「こ、これは事故よ。私が殺したんじゃない。あの子がナイフを持って私に向かってくるから・・・・・・。だいたい、太郎、貴方もいけないのよ。奈緒美に。桃なんて渡すから。貴方が余計なことをするから、こんなことに・・・」
「・・・・・・」
「なぜ、貴方は黙っているの。何か言って、お願い、助けて!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「桃のくせに」
「えっ、どういうこと?」
「・・・・・・」
「なんで、あんたにまでそんなこと言われなきゃいけないの。なんで私がそこまで言われなきゃならないの」
「・・・・・・」
「やめてよ、その笑い。なんで笑うの?そんなに私のことが可笑しい?お願いだから、笑うのをやめて。太郎、あんたも悪いのよ。あんたが・・・、だからお願い、笑わないで。やめてって言ってるでしょう。太郎、やめて、やめて、やめて!」

 半狂乱になりながら振りかざした桃子のナイフが、太郎の胸に深々と刺さった。飲み込まれるようにスルッと刺さった。桃子は我に返った。状況を認識するのに、少し時間がかかった。どういうこと?

 目の前で太郎は、糸の切れた人形のようにゆっくりゆっくりと崩れ落ちた。太郎の視線が桃子から外れて天井を見上げていく様がよく分かった。遠くで風が枝を揺らす音が聞こえた。このまま時間が止まってしまうんじゃないかと思うくらいに、時間はゆっくりゆっくりと進んだ。

(ドッ・・・クン・・・、ドッ・・・クン・・・)

 桃子は自分の心臓の音を聞いた。なんてスローモーションなんだろうと、他人事のように感じた。このまま時間が止まってしまえばいいと思った。ゆっくりと目を瞑った。





「桃子さん、ようこそ」

 目を開けると、太郎が微笑みながら立っていた。

ーーーつづくーーー
posted by ヨネ at 23:50| Comment(3) | TrackBack(0) | フルーツな子

2006年10月07日

「大山けいご」ライブを終えてみて

o-keigo.JPG

 歌が上手い方、演奏が上手い方ってたくさん居ると思います。練習を重ねて繰り返し繰り返し体に叩き込んでいったと思います。しかし、大山さんのライブを拝見して感じたことがありました。

  面白い!

 彼は、音楽の勉強の為に英国に行っており実力も確かなものです。しかし、それは彼の魅力の本質じゃ無い。彼の魅力はお客様を楽しませるその心で、とっても気持ちがいい。曲と曲の間のMCでお客様を笑わせてみたり、ライブの途中にイントロクイズを始めてみたりととにかく飽きない。しかし、歌い始めるととっても真剣でピュアな彼の心を感じるんです。

 ライブの後、彼に来月の出演もお願いしてみました。正式に決まりしだい、また報告させていただきます。
posted by ヨネ at 19:20| Comment(4) | TrackBack(0) | information

2006年10月05日

「桃子」の場合 その4

「桃子」の場合 その1
「桃子」の場合 その2
「桃子」の場合 その3


「社長、桃を食べません?太郎君からの、差し入れなんです。」

 部屋に入ってきた奈緒美の両手には、いびつに変形した奇妙な桃が二つ握られていた。ぺちゃんこの座布団みたいな桃だった。果実から発する香りはほんのりと甘く、所々に打ち身なのか変色しているところがみられた。

「へー、変わった桃ね」
「ですよねー。このホテルと同じ“蟠桃”っていう名前の桃なんだそうですよ」
「蟠桃?」

 そういえば、ホテルの周辺に植えられている桃の木の説明書も“蟠桃”って書いてあった。でも、実はひとつも生っていなかったと思うけどな・・・。そんなことを思いながら、手の中の桃をしげしげと見つめた。

「奈緒美ちゃん、剥いてあげるから、少しゆっくりしていて」
「いいですよー、社長。私が剥きますって」
「でも、奈緒美ちゃん、かなり酔っているじゃない」
「大丈夫ですって」

 先程まで、奈緒美のことを案じやきもきとしていた桃子だったが、少しホッとした。フロントに電話をして果物ナイフを持ってこさせ、奈緒美に剥いてもらうことにした。桃を剥く奈緒美の器用な手先を見ながら、桃子は問いかけてみた。

「皮を剥くの上手いわね」
「えへへ、そうでしょう。私の家ってお母さんが居なかったから・・・、私がお母さんみたいなもんだったんです。だから・・・」
「え、そうなの。それは初耳」
「パパも弟もだらしがないから、いつも怒ってばっかり。嫌な役ですよ」
「ご家族の方は今もご健在なの?」
「パパは再婚しました。それ以来、あまり会っていないなー。弟は独身。これからもずっと一人身じゃないかな。私も人のこと言えませんけど」
「そうなの」
「社長、剥けましたよ。食べてください」
「ありがとう。頂戴するわ」

 桃をフォークで突き刺して一切れ口に運んでみた。「美味しい」桃子はそう呟いてみた。でも、少し熟れ過ぎみたい。瑞々しい桃の香りが口の中に広がりはしたが、少し味が抜けたような感じがする。桃子も奈緒美も、言葉を交わすこともなく黙々と桃を食べた。

「社長、聞いていいですか」
「ええ、何かしら」
「ケイ君のことなんですけど」

 トックン。桃子の心臓が小さく鳴った。

「社長はケイ君のこと・・・、どう思いますか?」
「どうって、どうも思っていないわよ。昔の仕事仲間、それだけよ」
「モデルをしていた頃の、ですか?」
「そうよ、彼、カメラマンのアシスタントをしていたの」
「ふーん。・・・・・・・」
「どうしたの、彼と何かあったの」
「あーあ、やんなっちゃうなー。悩んでいるの私だけって感じ・・・・・・」
「・・・・・・」
「あのー、社長にお願いがあるんですけど」
「何かしら、私に出来ることなら」
「ケイ君と会わないで欲しいんです」
「ええ?会っていないわよ、彼となんか」
「でも、ケイ君、社長の話ばっかりして、私に構ってくれないんです」
「そんなこと言われても、私こそ困るわ。彼とは、本当に何も無いもの。私にはどうすることも出来ないわ・・・。どうしたの奈緒美ちゃん。えっ、泣いているの?もー、困った子ねー」

 奈緒美は、顔を伏せたままシクシクと泣き出してしまった。桃子は、背中を擦りながらどうしたものかと空を見つめた。

「ねえ、今日は飲みすぎたのよ。そうそう、お水を汲んでくるから、少し待ってて」

 テーブルに備え付けられていたグラスに水を注ぎ、桃子は奈緒美の手にグラスを持たせようとした。

「嫌!」

 奈緒美の振り払った手がグラスに当たり、桃子の腰の辺りがびしょ濡れになってしまった。

「ちょっと、奈緒美。いい加減にしなさい」
「・・・、も・・・」
「なに?なんて言ったの」
「桃のくせに・・・」
「え、どういうこと?」
「あんたなんか、熟れすぎた桃でしょ。いい年して、偉そうにしないで」
「ちょっと、どういうこと!言っていいことと悪いことがあるわよ」
「だまって!もう、うるさいから、だまって!」

 真っ赤に充血した奈緒美の目が桃子を見据えていた。桃子も負けじと奈緒美を睨み返した。

「謝りなさい。奈緒美」
「社長が悪いの。割って入ってくるから」
「もう一度言うわよ。謝りなさい」
「もうすぐ40のくせに」
「あやまりなさい」
「馬鹿にするんじゃないわよ」
「あやまりなさいって言ってるでしょう。聞こえないの?奈緒美」
「だまって!」

 そう言って立ち上がった奈緒美の手には果物ナイフが握られていた。

「奈緒美。どういうつもり」
「だまって。お願いだから、だまって」

 桃子が次の言葉を発しようとしたその時に、奈緒美がナイフを振り上げ突進してきた。二人の体はもつれるように床の上に転がった。

ーーーつづくーーー
posted by ヨネ at 21:20| Comment(6) | TrackBack(0) | フルーツな子

ライブ「大山けいご」

「この気持ちを伝えたい。」

 そう思うことは、人生において一度や二度ではないと思います。「好き」っていう気持ちや「嬉しい」っていう気持ち、また「怒り」もそうです。その気持ちが強ければ強いほど、人は何らかの形で表現をしたくなると思うんです。そのひとつの形が「歌」ではないでしょうか。

 今度、茨木市在住のシンガーソングライター「大山けいご」さんのライブがあります。とってもピュアな方で、彼の歌には元気な夢が込められています。目まぐるしい日常生活に流され乾いてしまった心に、潤いを与えるような希望があります。なんか僕が表現するとかえって陳腐なイメージを連想させそうですが、とにかく良いですよ。

 今回、彼は「ゆめゆめ」というCDを作成しました。その記念ライブに、YUKKOを選んでくれました。来ていただいたお客様の心に、彼の気持ちが届けばいいな。

  大山けいごライブ
   10月7日(土) 14:00〜

 当日は、大変混雑すると思います。先に謝まります。スミマセン。天気が晴れるといいな。
posted by ヨネ at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | information

2006年10月03日

ベイ・コミュニケーションズ「ぐるぐるぐるめ」

 昨日、6時に閉店してから、ケーブルテレビ「ベイ・コミュニケーションズ」のグルメ番組「ぐるぐるぐるめ」の取材がありました。

 紹介させていただいた商品は、3品。
  ・苺パフェ
  ・フルーツキーマカレー
  ・あきづき梨

 紹介していただいたリポーターさんは、愛くるしい瞳が印象的な開高明日香さん。一生懸命仕事をしている姿が好感でした。

asuka2.JPG

 テレビで商品を紹介するときって、リポーターさんはガツガツと完食はしません。女性なら尚更です。どんなに華やかな料理を目の前にしてもお上品に楚々とお召し上がりになります。美味しいパフェも軽くスプーンにすくって一口だけ・・・・・・。
 でも、明日香さん、カメラ撮りの合間に残ったパフェを完食していましたね、見ていましたよ!嬉しいことです。

 撮影は和やかに進んでいきました。僕も言葉足らずに顔を赤くしながらフルーツのことなどを喋りました。でも、こればっかりはなかなか慣れません。目線も、あっち向いたりこっち向いたり何処を見たら良いのか分からない。カメラ目線はなんか嫌だし、明日香さんをジーっと見つめているのも何か恥ずかしいし、挙動不審な僕でした。

 フルーツキーマカレーも大好評でした。パフェは明日香さんがひとりで食べました(もう、いいって)が、カレーは撮影後にディレクターやカメラマン等のスタッフが「僕も、僕も」と7人がかりで食べていました。本当に嬉しい限りです。

 商売をしていて、お客様の笑顔が見えるというのは本当に嬉しいことです。それだけで、明日もまたがんばろう!という気持ちになれます。

 撮影後、明日香さんの色紙を頂きました。

asuka-s.JPG

 明日香さんのブログにも、撮影の様子がアップされています。どうぞ、訪れてみてください。

  ♪開高明日香no明日香☆日記♪

 撮影の様子は、10月16日以降の二週間ずっと、?ベイ・コミュニケーションズのケーブルTVで放送されます。詳しい放送時間はよく分かりませんが、これからも「くだもんやYUKKO」を宜しくお願いいたします。
posted by ヨネ at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | information

2006年10月02日

朝日テレビ「きになるオセロ」

 「いじられキャラ」って最近よく耳にする言葉。テレビを見ていても、そうした立場のタレントっていますよね。

 普段の僕は、ボーっとしています。特にいじられるという事も無く、ボーっとした毎日を過ごしているのですが、徹底していじられる出来事がありました。そう、あれは残暑が続く汗が流れるような9月のある日のことでした。

 当店は店を夕方6時に閉めます(早っ!)が、閉店と同時にお客様が2名来られました。ガラガラ声のパッと見年齢不詳のおじさん顔の男性と、それとは対照的に好青年って感じの可愛らしい男性のお二人。お笑いコンビ「なすなかにし」のお二人様でした・・・。
 そう、彼らです。彼らに、僕は弄ばれたんです。あの日の僕を返して・・・、そんな感じです。

 僕がいじられている様子は、朝日放送「きになるオセロ」を観てください。かなり恥ずかしい内容です。収録当時、僕はとても疲れていました。なすなかにしに、いじられっ放しのまな板の鯉状態でした。

 「きになるオセロ」の収録の目的は、当店の看板商品に育った「フルーツキーマカレー」でした。甘くて甘くてそして辛い。なすなかにしも、喜んで食べてくれたので嬉しいです。

 話は変わりますが、最近ブログの更新が遅れがちです。原因は、店のパソコンの調子が悪いことと、自宅のパソコンが現在通信できない状態であるためです。自宅のパソコンはもうすぐ開通するので問題はないのですが、店のパソコンの調子の悪さは深刻です。電源を入れてから、立ち上がるまでに小一時間も掛かります。なぜだろう?今度、修理に出すつもりです。

これからも、「くだもんやYUKKO」を宜しくお願いいたします。
posted by ヨネ at 16:05| Comment(4) | TrackBack(0) | information

「Chou Chou 11月号」

chouchou11.jpg

 以前、当ブログで「くだもんソフト」の記事で紹介させて頂きましたが、9月28日発売の「Chou Chou 11月号」の特集記事「秋のぞっこんパフェ」で、当店のパフェを紹介して頂きました。その名も・・・、

「ナシとリンゴのパフェ」

nashi-rinngo.jpg

 このパフェを紹介するコメントに「天使みたいなルックスもステキ」と書いていただけたんですが、なるほどなーと。
 食べていただいて「美味しい」と感じてもらうことはとても大切なことです。でも、それだけじゃ面白くない。「可愛い」とか「面白いね」とかそう言ってもらえる「遊び心」も大切にしたいナーと感じました。

 これからも「くだもんやYUKKO」を宜しくお願いいたします。
posted by ヨネ at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | information