
「大将、今日のおすすめは何かな?」
「活きの良いヒラメと、アオリイカなんかどうです」
「高いこと言わんといてや、ヒラメ頼むわ」
「あいよ」
新鮮な刺身を楽しむ日本の食文化は、世界に類をみない。醤油とわさびが実に合う。魚の美味しさを損なうことなく、さらに美味しく。また、日本酒と刺身の相性がこれまた良い。不思議なもんです。
世界には中華料理やフランス料理など作りこむ食文化もありますが、素材の持ち味を存分に楽しむ日本料理の繊細さも良い。国民性の違いも影響しているのでしょうが、日本人の舌はとても繊細で肥えていると思う。
本日発売の「Hanako WEST 10月号」で「くだもんやYUKKO」を紹介していただけました。表題には
新タイプのくだもんカフェ
とあります。当店は「くだもんや」ですが、店内でフルーツを食べることが出来るカフェです。様々なフルーツを、刺身を食べるように気軽に食べていただけます。
いま店頭に、巨峰とピオーネが陳列されています。見た目には、どっちがどっちか分かりません。黒い果皮に大きな房。混ぜてしまえば、絶対分かりっこない。でも食べてみると全然違うんですね。国民的な葡萄の「巨峰」は濃厚な甘さにコクがある。対して「ピオーネ」は、巨峰とマスカット掛け合わせなので巨峰の美味しさとマスカットらしい高貴な香りを併せ持っている。
YUKKOなら、2つの葡萄を食べ比べることが出来る。そんな食べ方をしてほしいと、僕は考えています。フルーツの個性も魚に負けず劣らず、多彩ですから。